新畳とは
畳床・畳表・畳縁のすべてを新しくします。
同じ大きさに仕上げるため、事前に寸法を測ります。
凹みが酷くなったり、明らかにヘタって弾力が無くなってきたら新畳の時期です。
もちろん、シロアリや腐食、カビ、ダニの被害のひどい場合も、新畳に交換してください。
畳床の種類や部屋の使用頻度などにもよりますが、畳床を新しくしてから10~20年が目安です。
新畳の作業工程
採寸して図面に起こす
現場で採寸を行い、図面に起こします。3尺(約90cm)ごとに細かく測りま す。柱の出っ張りなど特殊な形状の箇所も含めて採寸します。
畳床の裁断
畳床を寸法に合わせて裁断していきます。
この後に畳表を縫い付けていくので、畳表の厚みを考慮して、仕上がり寸法よりも小さく裁断します。
框縫い(かまちぬい) – 畳表の縫い付け
新しい畳表を縫い付けていきます。
写真は框(かまち)という畳の角に当たる部分を塗っています。
たるみが出ないよう、細心の注意を払います。
畳表を寸法に合わせて切る
先ほど計測した寸法に合わせて、畳表を切っていきます。
平刺し(ひらざし) – 畳縁の縫い付け1
寸法に合わせて切った畳表に、平刺しと呼ばれる工程で上から下に向かって畳縁を縫い付けていきます。「平刺し」「返し縫い」の2工程で畳縁の縫い付けを行います。
返し縫い(かえしぬい) – 畳縁の縫い付け2
畳の脇から返し縫いを行うことで、畳縁の縫い付けが完了します。
完成
新しい畳の完成です。
敷き込み
新畳が完成し、敷き込みを行った状態です。